FlexSimとは?
FlexSimは3Dモデルを利用したシミュレーションソフトウェアです。
工場の生産ラインや物流倉庫の人件費・ランニングコストや機器を導入する際の損益分岐点を把握することで、
FlexSimが投資対効果の高い最適な設計に導き、工場の生産性・利益の向上に貢献します。
FlexSimの使用例
製造 | マテハン |
機械・作業員を配置して、生産ラインの単位時間当たりの生産量・時間を算出 | 物流倉庫内のレイアウトの違いによるスループットや作業員・ロボットの稼働率の算出 |
医療 | パッケージング |
患者様の待ち時間を短くするための診察室やカウンターの数の最適化 | パッケージ、包装機械導入によるプロセス自動化の際の費用対効果の計算 |
ロジスティクス | ヒトの流れ |
空港や港湾内のコンテナの搬送順序や、自動化シミュレーション | 商業施設、イベント会場や窓口の待ち行列をシミュレーション。待ち時間の短縮化など |
FlexSimの5つの特長
1.簡単で使いやすい
2.データが軽く大規模なレイアウトでも検証できる
3.結果表示が分かりやすい
4.コードを書かなくてもプログラムができる
5.最新のVR(Virtual Reality) 技術に対応
FlexSimの特長1:簡単で使いやすい
・3D オブジェクトは標準のライブラリが用意されており、ドラッグ& ドロップでシミュレーションモデル内に設置
・3D オブジェクトをダブルクリックするだけで数値を設定可能
・オブジェクトの指定はサンプラー(スポイントのアイコン)で瞬時に設定
・3Dオブジェクトは外部からインポートした外観に変更可能
▲ベルトコンベヤー、ロボット、作業員などのオブジェクトの3Dモデルは 標準ライブラリがビルトインされています。
アニメーションも複数用意されています。
FlexSimの特長2:データが軽く大規模なレイアウトでも検証できる
・軽量な3Dオブジェクトで大規模なレイアウトでも検証可能
動画を再生するにはvideoタグをサポートしたブラウザが必要です。対応しているブラウザを調べるにはこちら
・プロセスやスループットの計算用に作成したシミュレーションモデルをプレゼンテーションにも利用
・ゲームコントローラーで内部を歩き回ることも可能
・DXF、DWGなどの2次元CADファイルやJPG、PNG などの画像ファイルを利用可能
FlexSimの特長3:結果表示が分かりやすい
・配置したグラフはシミュレーションの時刻歴に応じてリアルタイムに更新
・シミュレーションの状態を見ながら数字を確認できるため、状況の把握が容易になります
▲ダッシュボード内に円グラフ、折れ線グラフ、棒グラフ、ガントチャートなどを配置
FlexSimの特長4:コードを書かなくてもプログラムができる
・プロセスフロー機能を使うことで、フローチャート内に数種類のアクションをドラッグ&ドロップしてプログラムを構築することができます
・リリースやゾーン、リストといった機能を使うことで複雑なプロセスをコーディングなしに表現することができます
・作成したプロセスは丸ごとコピーしたり、インスタンス化して利用することができます
・ソースコード、3D オブジェクト、プロセスフロー、ダッシュボードはすべてが連動しています
FlexSimの特長5:最新のVR(Virtual Reality) 技術に対応
FlexSim のシミュレーションをVR で確認することで、2D のスクリーンだけでは発見できなかったコストのかかる手戻りを未然に防いだり、顧客への効果的なプレゼンテーションに使用したりと多くのメリットを享受することができます。
※Oculus Rift, HTC Vive といった一般的なVR ヘッドセットに対応しています。
シミュレーションのメリット
導入効果事例:物流倉庫
目的: 既存の物流倉庫のパレットの回収数を1時間当たり70個から増やす
検証: FlexSimにより自動化後のシミュレーションを実施。 当初の計画では自動保管/回収システム(AS / RS)の部分でパレットの滞留が起きることが判明。
対策: ラインコンベヤを追加したシミュレーションを実施。機器を導入。
効果: 1時間あたり70パレットから100パレットに増加し、43%の増加
共通言語としてのFlexSim
FlexSimは物流倉庫や工場の建設プロジェクトにおいて関係者をつなぐ共通言語になります。
また入札の際のプレゼンテーションツールとしても効果を発揮します