3D PDFとしてファイルを保存

Mastercam 2021ではパーツ内の現在のすべての可視要素とツールパスを3D PDFとして保存するオプションがあります。3D PDFは埋め込まれた3Dモデルを表示する動的なPDFファイルです。Adobe® Acrobat Reader®( Adobe.comが無料で入手)など、3D PDFが有効なビューワーをお持ちのかたであれば、このフォーマットのパーツを表示、操作できます。

3D PDFとして保存されたMastercamパーツ。

Mastercam は、平面や図形要素、レイヤー、寸法、ツールパスオペレーションなど重要なパーツデータを保存します。3D PDFを表示する際に、PDFビューワーの「モデルツリー」パネルのアイテムを選択あるいは選択解除してこのデータの表示を制御できます。標準的なPDF制御に加え、マウスあるいはAdobeの3Dツールバー機能を利用して、埋め込まれたモデルを操作できます。

ファイルを3D PDFとして保存するには、「ファイルの種類」ドロップダウンメニューから3D PDF ファイル (*.pdf) を選択します。

【別名保存】ダイアログボックスでファイルの種類に"3D PDFファイル (*.pdf)"が選択されている。

「オプション」を選択して、【　　　3DPDFパラメタ】ダイアログボックスを開きます。「保存後にPDFファイルを開く」を選択して、ファイル保存後にPDFを開きます。

【3DPDFパラメタ】ダイアログボックス

また、【　　　システムコンフィグ】ダイアログボックスの「コンバーター」ページでこのオプションをデフォルトとして設定することもできます。