システムコンフィグの機能強化

以下は「ファイル」メニューにある、【   システムコンフィグ】ダイアログボックスへのオプションに対する強化の一覧です。

完全な値でヒントを表示

以前のバージョンのMastercamでは、解析機能の計測の表示は、【   システムコンフィグ】ダイアログボックス、あるいは【   解析】ダイアログボックス内の設定の精度に限定されていました。Mastercam 2021では、【   解析】ダイアログボックスの値にカーソルを移動すると、精度を変更しなくても実際の値を確認できます。

計測の完全な値を確認するには、「解析」ページで新しい「完全な値でヒントを表示」オプションを選択します。

完全な値でヒントを表示がハイライトされた「解析」ページ

  • 選択すると、フィールドにカーソルを移動すると、フィールドよりも表示の精度が大きくてもヒントに各値の完全な値を表示します。このチェックボックスは、デフォルトで選択されています。
  • 選択を解除した場合完全な値を表示するには表示制度を変更する必要があります。

自動保存/バックアップオプションがシステムコンフィグにまとめられました

独立していた【   自動保存/バックアップ】ダイアログボックスの機能は【   システムコンフィグ】ダイアログボックスの「自動保存/バックアップ」ページに併合されました。これで自動保存オプションの設定が一か所になりました。

自動保存とMastercamバックアップファイルオプションがハイライトされた「自動保存/バックアップ」ページ。

指標、矢印の画面制御設定の修正

指標、平面指標、矢印、極座標矢印、正接矢印に対する画面制御設定が、「画面上の制御」にあります。これらの設定には、グラフィック画面で画面上の制御を右クリックするか、「システムコンフィグ」で「ファイル」をクリックしてアクセスできます。

新しい画面上の制御ページとサブページ

パラメタ名とコントロールのいくつかはページ間の一貫性を維持するために更新されました。

Mastercamシミュレーターのデフォルトマシンの設定

シミュレーションモードでMastercamシミュレーターのデフォルトマシンを設定できます。「シミュレーター」ページでデフォルトマシンを変更できます。

デフォルトマシンがハイライトされたシミュレーターページ。

クラッシュ後の自動再開を無効にする

開始/終了」ページにMastercamクラッシュ後の自動再開を無効にするオプションが追加されました。「自動再開」オプションはデフォルトで有効になっています。

システム単位切替時のプロンプト表示オプションはMastercamのアドバンスコンフィギュレーションから「開始/終了」ページへ移動しました。新しいオプション、「システム単位切替時のプロンプトを抑制」は現在のコンフィグ(インチあるいはメトリック)に適用され、デフォルトでOFFです。

「起動/終了」ページで「自動再開」と「システム単位切替時のプロンプト表示」がハイライト。

ワークオフセットの警告オプションがシステムコンフィグへ移動

平面ワークオフセットの警告オプションがMastercamアドバンスコンフィギュレーションから「ツールパス」ページへ移動し、3つの異なるオプションに分割されました。

  • 平面を更新し、平面を使用するすべてのオペレーションを更新
  • 平面のコピーを作成し、変更されるオペレーションだけを更新
  • 平面を変更せずに、変更されるオペレーションだけを更新

新しい「平面ワークオフセットの警告を抑制」オプションは、ワークオフセットが変更された場合の警告メッセージを無効にします。オプションは、既定値ではOFFです。

ツールパス/サーフェス選択」オプションは3D High Speedツールパスの「モデルジオメトリ」ページのオプションと一致するよう名前が変わりました。「ドライブ」は「マシニング」に、「チェック」は「回避」に名前が変わりました。

「平面ワークオフセットの干渉」と「ツールパス/サーフェス選択」がハイライトされているツールパスページ