カスタマイズ可能な複数セグメントドリルサイクルの加工

Mastercam 2021は新しいツールパス、アドバンスドリルの機能が追加されました。

Mastercamシミュレーターで表示されている新しいアドバンスドリルツールパス

アドバンスドリルはカスタマイズ可能な複数セグメントのドリルサイクルで、もみつけドリル、深穴ドリル加工、バックフェーシングなどで利用できます。ドリルサイクルの各セグメントはツールパスの「切削パラメタ」ページのテーブルで定義できます。

新しいアドバンスドリルツールパスの「切削パラメタ」ページ

各セグメントについて、次の任意の条件あるいはそのすべてをカスタマイズできます。

  • 切りくず除去サイクルをシミュレーションするために、退避を含めセグメント内に個別のペックを定義します。
  • 切削送り動作を設定あるいは早送り動作を選択します。
  • 主軸回転速度と方向を変更します。
  • クーラントオプションをONあるいはOFFにします。
  • 手動入力コメントあるいはコードを追加します。
  • コマンドを出力する順序を微調整します。

他のドリルオペレーションのように、「工具軸制御」ページを使用して、3-4-、あるいは 5-軸 を選択できます。「4軸」あるいは「5軸」出力を選択すると、保護領域など、追加の多軸の機能へアクセスできます。

Millツールパス」状況依存タブの「2Dギャラリー」から「アドバンスドリル 」を選択します。

アドバンスドリルがハイライトされた2Dギャラリー