Mill-Turn振れ止めの操作
Mastercam 2022にMill-Turnでの振れ止めサポートが追加されました。これにより加工工程に振れ止めを正確に配置、シミュレーションすることができ、旋削、Mill加工およびパーツハンドリングオペレーションにパーツサポートの機能を追加できます。以下が含まれます:
- 新しいコンポーネントタイプでタレットに取り付けられた振れ止め、あるいは独立した振れ止めを作成できます。アームとピストンのサブコンポーネントタイプはモジュラーアプローチを伴うコンポーネントを簡単に作成できます。
- ツールロケーター、チャック、ジョー、コレットに使用されるのと同じライブラリで振れ止めを編成する強化された構成要素ライブラリ。これによりマシンの設定に必要なすべての構成要素を単一のライブラリから簡単に選択、読み込むことができます。
- 振れ止めの各タイプ専用のオペレーションで、各個別の動作を正確にプログラムできます。特定の振れ止めイベントへのシンクロを作成できます。
- パーツハンドリング方法は、振れ止めのオペレーションのシーケンスをあらかじめプログラム作成したり、振れ止めオペレーションを既存のパーツハンドリング方法に追加することができます。
- ピストンとアームの動作を含む、すべての振れ止めオペレーションと動作はシミュレーションで完全にサポートされます。また干渉チェックに使用する境界を定義、カスタマイズしたり、各振れ止めオペレーションを個別にONあるいはOFFにできます。
Mill-Turnの振れ止めは従来Mastercam Latheで利用可能であったものをはるかに超えるものです。ただし、Mill-Turnライセンスをお持ちでないLatheユーザーも、単一のストリーム.machineファイルを使用してMill-Turnの振れ止め機能にアクセスすることができます。