マシングループを管理するための新しいワークフローとインターフェース

Mastercam 2023 は、MillとRouterの マシングループ 用の新しい マシングループ設定 機能パネルを紹介します。この新しい機能パネルは、新機能を含め、 マシングループのプロパティの ダイアログボックス特徴と機能を包含しています。これらの変更は、 Mastercamの運動学的な認識への取り組みを継続するものです。

[マシングループ設定] 機能パネル。

これまで、ワーク、治具、マシン定義などのジオメトリやジョブ設定情報を設定していた場所が1つに集約され、より簡単にパーツを扱うことができるようになりました。ツールパスマネージャのMillまたはRouterマシンの プロパティで 、 [ファイル] 、 [ツール設定] 、または [ワーク] 設定を選択すると、 [マシングループ設定] 機能パネルが表示されます。

この新しいインターフェースには、Mastercam シミュレーター用のパラメタを含め、パーツのセットアップに必要なものがすべて含まれています。機能パネルは7ページあり、機械の定義の設定からシミュレーション中に表示される機械の選択まで、トップダウンで構造化されたワークフローを提供します。

[マシングループ設定] 機能パネル。

  1. マシン-マシングループ内のオペレーションが必要とするファイル名とデータパスを指定します。これには、マシン定義とオペレーション既定値が含まれます。

  2. マスターモデル-すべての加工が完了した最終的な部品(マスターモデルと呼ばれる)を定義します。このページでは、素材などのエンジニアリング情報も含まれます。

    メモ

    マスターモデルを定義する必要はありません。しかし、マスターモデルを定義することで、Mastercam シミューレーターにワークデータを提供し、常にワークが定義されていることを保証します。

  3. ワーク設定-ワークモデルを定義します。ワークモデルは、グラフィック画面上でツールパスをよりリアルに視覚化するのに役立ちます。定義されたワークモデルは、ファイルやツールパスを表示する際、またはMastercamシミュレーターでパーツ形状と共に表示することも可能です。

  4. ワークホールディング-マスターモデルやワークとともに、治具やその他のワークホールディングパーツを選択することができます。これらのコンポーネントは、Mastercam シミューレーターに 治具として変換され、干渉チェックに使用することができます。

  5. 工具 - Mastercam の工具番号、工具オフセット番号、送り、速度、クーラント、その他のツールパスパラメタのデフォルト値を割り当てる方法を制御します。

  6. シミュレーション-Mastercam シミュレーターで使用するMastercamマシン定義 (*.mcam-mmd) に保存されるマシンを修正することができます。