らせん動作中の工具のチルト

多軸ポケット加工ツールパスの [らせん中にチルト] オプションは、らせんランプ移動の各点で工具ベクトルがスライスの法線になるように方向付けます。この動作は荒取り加工パターンの工具の過負荷を減らします。この設定は、 [多軸ツールパス - ポケット加工 ダイアログボックスの 切削パターン ページにあります(下図参照)。らせん中にチルト は、進入中に工具にかかる切り屑の負荷を一定に保つことで、工具寿命を延ばします。

加工設定を表示する切削パターンのページ。

このオプションがない場合、Mastercamは3軸動作のみでヘリカル進入を行います。その結果、工具が3軸から5軸に移行する際に、動きが急激に変化します。すべての可動域のロックを解除することで、工具は切削するフィーチャのベクトルに連続的に合わせることができます。これにより、工具は、らせん進入動作から切削パターンへの移行を、より積極的に行うことができます。

[らせん中にチルト] オプションは、 多軸ツールパス - ポケット加工 ダイアログボックスの 荒取り ページにあります。

らせん中にチルトオプション。