ソリッドチェインの機能強化
以下はソリッドモードでのチェインへの機能強化一覧です。
背面ループサポート
半透明モードでチェインを選択する場合、Mastercamは、ソリッド面がパーツの裏側にあっても、その面に関連するループを表示します。
作業平面に平行なチェインの選択
新しい「作業平面」モードが、【 ソリッドチェイン】ダイアログボックスの「フェース」モードと置き換わりました。
機能は選択している作業平面モードと一緒に使用するチェインモードによって変わります。
- 「作業平面」を選択し、チェインの「エッジ」方法を使用すると、現在の作業平面に平行なエッジだけがチェインできます。
- 「作業平面」を選択し、チェインの「ループ」方法を使用すると、現在の作業平面に平行なエループだけがチェインできます。
- 「作業平面」を選択し、チェインの「面」方法を使用すると、現在の作業平面に平行な面だけがチェインできます。拡張された選択、例えばダブルクリックやトリプルクリックを使用すると、選択した面と同一のZ深さにあるすべての面が選択されます。ウィンドウ選択する場合、現在のZ深さにある面がチェインされます。
チェインの開始と終了点を動的に調整
ワイヤフレームモードで利用できる「ダイナミック開始点」オプションがソリッドチェインでも利用できるようになりました。ダイナミック開始点では、最初のワイヤフレームジオメトリを作成しなくてもチェインの新しい開始点を指定できます。ダイナミック開始点ハソリッドとの関連性を維持します。
Latheチェイン
Latheツールパスチェイン時のLatheソリッドチェインが、強化されました。詳細についてはLatheソリッドチェインの機能強化 を参照してください。
外側開エッジおよび共有エッジの選択
ソリッドチェインモードには、「開エッジ」と「ソリッドエッジ」がMastercam 2020で追加されました。Mastercam 2021では、これらのモードが強化され、「外側開エッジ」と「外側共有エッジ」に名前が変わりました。
「外側開エッジ」モードでは、面の開エッジを時計回りで選択するために、ソリッド面を選択します。
「外側共有エッジ」モードでは、面の外側共有エッジを反時計回りで選択するために、ソリッド面を選択します。
ループに複数選択方法の追加
「ループ」モードを使用する際に追加の選択方法が利用できます。
- [Shift+クリック] で正接面を選択します。
- [Alt+クリック] でベクトル選択します。
- [Ctrl+クリック] で一致するフィレット/穴を選択します。
- ウィンドウ選択で複数面を選択します。
- [Ctrl+Shift+クリック] で類似面を選択します。
- ダブルクリックでフィーチャを選択選択します。
- [Ctrl+Shift+-クリック] で類似フィーチャを選択します。
- トリプルクリックでソリッドボディを選択します。
共有エッジ選択時の視覚サポートの改善
「ループ」あるいは「部分ループ」方法使用時のソリッドチェインワークフローが強化されました。Mastercamでは、正しい面をチェインするために可能性のある参照面を周回する、【 参照面選択】ダイアログボックスは表示されません。Mastercam 2021では、正しいループが表示されるまでジオメトリ上にマウスを移動します。