Mastercam 2023 What's NEW
Mastercam2023 9月1日リリース
メッシュモデル機能
-リバースエンジニアリングで活用するメッシュモデルの編集-
Mastercam2023では積層技術やツールパスの作成に対応できるメッシュモデルを編集できるように機能強化しました。
「チェックメッシュ」機能では不良箇所の分析、修正によるモデルの正常化や、「チェインでトリム」による穴開けや「メッシュオフセット」、「領域のスムージング」などが搭載されました。
「等スキャロップ」ツールパスの強化
仕上げ加工である等スキャロップツールパスでワークモデルの認識が可能です。
コーナー部の取り残しなど、新機能である「ステップイン」パラメータにより複数回切り込みます。
これにより、工具に負荷をかけることなく中仕上げ、仕上げ加工が可能です。
3D荒取り加工の アンダーカット検出
Mastercam2023では「エリア荒取り」および「最適荒取り」にてアンダーカット形状の認識が可能です。
これによりアンダーカット加工での無駄な動作が削減され、最適なツールパスを提供します。
新しくなったマシングループ設定
-ツールパス作成の初期設定インタフェースが一新-
ツールパス作成の環境構築を行うマシングループ設定が一新され、直感的な操作が可能なインターフェースになりました。
新たに追加された「マスターモデル」機能は、加工対象物を設定することで体積、重量の情報が取得できます。その他にもシミュレーションで使用する治具設定や工作機械のシミュレーションモデルを管理・登録できます。
バリ取りツールパスの強化
-対応工具の拡充と加工点設定の強化-
ユーザーから高く評価されている「バリ取り」ツールパスを更に強化しました。これまでは、キャンディミル(特殊形状工具)のみの対応でしたが、ボールエンドミルやバレル工具にも対応し、より使いやすくなりました。また、加工中の工具接触点を制御するパラメータが追加され、形状に合わせた切削効率の良い加工点を設定できます。
「スロットミル」ツールパスの強化
溝加工をターゲットにしたスロットミルツールパスのサポートジオメトリが長円以外にも任意の閉じた形状を選択できるようになりました。
Verify実行の新しいオプション
Verifyに新しいオプションが追加され、Verifyの前の結果に追加でVerifyを実行することができるようになりました。
B軸輪郭ターニング
-複合旋盤のB軸回転機能と同期した多軸旋削仕上げ加工-
「B軸輪郭ターニング」は、Mastercam 2023 で導入したMill⁻Turnモジュール専用の新機能です。切削中にB軸を回転させながら仕上げ加工ができ、工具が届きにくい場所の加工やアンダーカット形状が1本の工具で仕上げ可能です。これにより、工具の交換回数が減り、サイクルタイムを短縮できます。
「ユニファイド」多軸ツールパスの統一
-複数の多軸ツールパスを同一のインターフェースに統合-
「ユニファイド多軸」は古い多軸ツールパスを新しいインターフェースとして機能統合し、ツールパスをより柔軟に作成できます。
モーフィング、平行、曲線沿い、投影曲線などが統合され、前バージョンで作成された多軸ツールパスは「ユニファイド多軸」として利用できます。
3D荒取り接続動作の強化
-荒取り加工でのエアカット削減と移動プロセスの最適化-
「最適荒取り」ツールパスでは新しく実装した「接続パラメタ」を使用して、エアカットの制御および最適化により、パス間の移動効率を向上します。
荒加工プログラムはエアカットがサイクルタイムの大部分を占めるため、この動作を制御・最適化することで加工時間や切削効率を大きく改善します。
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