2軸/2.5軸/簡易3軸加工
3次元サーフェス/ソリッドモデリングと、2軸加工(3次元輪郭)へ対応。 ワイヤフレームやソリッドモデルから、2軸加工の作成が可能です。フィーチャベースツールパス作成機能や高速加工向けツールパスに対応!さらに、Mastercam X9以降は単面3軸加工の機能までを搭載。複合面サーフェス平行切削機能により、効率的に大量のワークを除去することはもちろん、スムーズな仕上げを実現するフローライン仕上げや平行切削による仕上げ加工などを提供します。
Mill/Mill3D共通部でできること
ワークモデル
ワークモデルオペレーションを使用して、追い込み加工のためのワーク定義、ワークモデル比較の生成などが行えます。
ホルダ干渉チェック
ツールパス作成時に使用する工具ホルダのパーツへの干渉をチェックします。
チェインプレビュー
チェインをプレビューして、選択したジオメトリが正しいことを確認することができます。
工具突出し量表示
ホルダとパーツとの干渉がある領域を計算し、それを回避するために必要な最小工具長さを表示します。
ネスティング
ネストされたオペレーションを手動で選択して特定の加工順序にソートできます。
ツールパス解析
ツールパスの座標、方向、オペレーション番号、その他の情報など、ツールパスのプロパティを表示します。
フィーチャベースツールパス作成: FBM
ソリッドモデルの形状を自動認識し、領域ごとにMastercamの従来のツールパスから最適なツールパスを自動的に割り当て、生成します。さらにドリル穴には、下穴加工から仕上げ加工までの固定サイクルを割り付けます(回転4 軸対応)。生成されたツールパスは、従来のものと同様に設定を変更することも可能です。 またSOLIDWORKS からのフィーチャ履歴・穴ウィザードデータの取り込みも可能です*!(* 注意:同一PC上にMastercam とSOLIDWORKS がインストールされている必要があります。)
Verify(ベリファイ)機能
Mastercam 標準搭載の検証機能の1つです。作成したツールパスと工具の動きで素材を切削していく様子が確認できます。また、切削結果とCAD データを比較することで、加工中の食い込みや削り残しを確認することができます。加工過程での工具やホルダの干渉、各制御点での工具情報なども確認できます。
比較
切削結果と製品3Dモデルを比較し、色の変化でその差分量を確認できます。
クリッピング
加工対象の3Dモデルの断面を表示させることにより、切削結果を詳細に確認できます。
Millでできること
モデル面取りツールパス
ソリッドエッジや面を選択することで、簡単にモデル上の水平な面取りを作成できます。
割り出し加工
工具平面を指定するだけで、あらゆる角度からのツールパス作成が可能です。また保護領域を定義した場合、領域外での退避が可能です。
島の正面切削
多段形状のポケット加工に対して、深さごとにツールパスを自動的に作成します。削り残しがないように、領域の外側から切削していきます。
ワイヤフレーム加工
ワイヤフレームを使用して、2.5軸形状のツールパスを作成できます。回転形状や一断面・一輪郭の形状などに効果を発揮します。
円弧切削
ドリルではなく、エンドミルを使用した、理想的な穴加工が可能です。サークルミル・スレッドミル・ヘリックスボア・スロットミルなどが選択できます。
再切削機能
前工程や荒取り工具径を指定することにより、削り残し部に対してエアカットの少ない効率のよいツールパスを自動作成します。
巻きつけ
作成した2軸ツールパスを指定した軸を中心にして、回転ツールパスに変換することが可能です。
単一面(荒取り・仕上げ加工)
複合面(荒取り・仕上げ加工)
特定のツールパスでMill 3Dと同等の機能を使用することができます。3Dのサーフェス/ソリッドモデルから平行加工動作による荒取り/仕上げツールパスを作成します。