3軸加工向け CAM 機能
Mill 3Dは複合面を対象とした3軸加工から5軸割り出し加工に対応。荒取り・仕上げとともに複数の加工パターンがあり、形状・素材に応じたツールパス選択が可能です。Design、Millモジュールで利用できる機能に加え、より複雑な自由曲面に対応できる同時3軸ツールパスの作成機能が豊富に揃っていますので、幅広い加工に柔軟に対応します。
Mill 3Dでできること
荒取りポケット加工
ワークの外周輪郭のオフセットやジグザグ・渦巻などの動作で加工します。コーナー部での円弧動作など工具に負荷をかけない工夫などが随所に盛り込まれています。
最適荒取り(ダイナミック最適荒取り)
切削負荷一定の高能率加工です。一回の切込みが深い切削を行うことができます。切削負荷一定の横方向切削にて高速荒取りします。 1 回のツールパスで、材質をステップダウン (-Z) とステップアップ (+Z) の 2 方向で切削できます。この高効率双方向切削方法により、最小のステップダウンで最大の材質が除去されるため、加工時間が大幅に短縮されます。
エリア荒取り
外側から切り込み、ダウンカットを維持しながら等ピッチで片刃切削します。
追込み加工
荒取り工程で削り残した部分を切削します。前工程・ワークモデル・STLファイルと比較し、取り残し部分を検出して切削します。
フローライン加工
面の流れに沿ってツールパスを作成します。
等高線加工
Z軸切り込み一定の等高線加工に加え、傾斜が緩やかな面を自動検出して、その領域に対する、追加加工・削除したツールパスの作成を同時に行えます。
ハイブリッド
急斜面と緩斜面を一つのオペレーションで継目のない仕上げ加工を行います。
ブレンド加工
2曲線間で加工経路を徐変させるため、無駄な切削動作を減らし形状に沿った切削が可能です。
等スキャロップ
選択した曲面に対して等ピッチでツールパスを生成します。形状の特性(緩・急斜面など)に関係なく面精度を均一に保つことができます。点・曲線を追加選択すると選択要素に徐変も可能です。
取り残し加工
前工程で大径工具が取り残した部分を小径の工具で切削します。
ツールパス最適化機能
サイクルタイム短縮と仕上がり面の品質をコントロールします。ツールパスの単純化と均一化を行い、工作機械の動作を滑らかにして、NCデータのデータサイズを圧縮しますこの最適化機能を用いることにより、パーツ加工面の品質と加工精度が向上します。