同時5軸加工向けCAM機能(Mill 3Dオプション)
インペラーやタービンブレード加工など、複雑な多軸ツールパス作成を簡単に行えます。中でも軸制御の作り込みには定評があり、加工形状に合わせた回転軸の制御を思い通りに作成することが可能です。また出力するNCプログラム はあらゆる工作機械に対応可能であり、CNCコントローラの型式は問いません。
Multi-Axisでできること
5軸に変換
2~3軸加工で作成したツールパスを簡単に5軸のツールパスへ変換します。初めて5軸のツールパスを作成する方におすすめの機能です。
輪郭
ワイヤーフレームに沿った輪郭ツールパスを5軸加工として出力することが可能です。それにより、工具が届きにくいアンダーカットや深堀り加工が必要な部位に対するバリ取りや、切断加工のツールパスを容易に作成します。
スワーフ加工
工具の側面を使用して加工する複合軸加工で、リブや壁側面を工具の外周刃で削り出します。ボール、フラット、テーパーエンドミルなど様々な工具刃先に対応し、壁面に対して最適な補正動作を作成します。
ポケット切削
モデル形状に沿ってエアカットの少ない同時5軸荒取りツールパスが作成できます。アンダー部のあるポケット荒加工に威力を発揮します。
フローライン
面の流れに対して、あらゆる工具軸方向からツールパスが作成可能です。高精度でなめらかな仕上がりになります。
サークルセグメント工具対応
高効率加工用工具として、バレル、テーパーバレル、レンズにも対応。高精度を維持しながら切削時間を短縮できます。
ホルダチルト機能
登録したホルダ形状を利用し、加工対象とツーリングの干渉を自動回避します。3軸加工で作成したツールパスに対してホルダチルトを有効にすることで、干渉を検出した箇所だけ工具を傾け効率の良い加工を行うことができます。ボールエンドミル、キャンディミルなどで利用可能です。
ユニファイド-輪郭のモーフィング
切削対象のサーフェスに対して2曲線間で加工経路を徐変するツールパスを作成します。無駄な切削動作を減らし、形状に沿ったツールパスの作成が可能です。
ユニファイド-平面
平面や曲線、サーフェスに沿った平行な工具動作を作成できます。複雑な曲面に対しても平面や図形に沿った動作を容易に作成できます。
バリ取り
3Dモデルのエッジを指定することでバリ取りをするツールパスを作成できます。3軸加工によるバリ取りやアンダーカット部を5軸加工で切削するなど幅広い形状に対応します。対応工具はボールエンドミルとキャンディミルです。
ドリル-多軸
傾斜面や曲面上の穴に対して面直方向からのドリルツールパスが作成できます。加工方向は穴の属性情報から自動的に読み取るか、任意で加工方向を指示することであらゆる方向からのドリル加工が可能です。
3+2自動荒取り
3D モデルデータとストックモデルを分析して、自動的に割り出し動作による荒取りツールパスを作成します。割出平面は自動か手動設定の選択が可能で、ニーズに合わせた調整が可能です。
オプション機能
Port Expert -Mill 3Dオプション-
ポート加工専用オプションPortExpertは、最小限の操作で複雑なポート加工を作成することができます。加工対象の選択が非常に簡単に行え、簡単な設定を行うだけでポート加工に適したツールパスを作成します。※Port Expertは、Mill 3D/Router 3Dのオプションです。
Blade Expert -Mill 3Dオプション-
ブレード加工専用オプションBlade Expertは、ブレード加工専用の設定画面を使用し、最小限の操作で様々な形状のブレード加工に適したツールパスの作成が可能です。加工形状のパターンと加工方法を選択し、加工対象の面を選択するだけで、ブレード加工に適したツールパスが完成します。※Blade Expertは、Mill 3D/Router 3Dのオプションです。